高尾山(東京都)で遭難事故 崖から落ちて手の力のみで山から脱出

はじめに 下山中の高尾山で転落骨折 足には枝が刺さる

7月ごろに友人の4人グループで高尾山に登りました。日帰りだったので携帯と財布、1Lの水のみで登ったのですが、下山中に足を滑らせて登山ルートから大幅に外れたところまで滑り落ちました。そして足を骨折しました。

私たちは高尾山に何度も登っていたので、最低限の装備で登りました。その装備は携帯と財布、水だけでした。

靴は登山用の靴で行きましたが、ローカットの登山靴でした。日帰りだったので、替えの服なども余計な荷物になると判断して、持ってくることはありませんでした。

しかし、前日に雨が降っていたので地面がぬかるみになっていたのですが、たいして気にしていませんでした。

高尾山のお手軽登山のはずが遭難事故に

私たちは電車で高尾山口まで行き、そこから徒歩で高尾山まで行きました。

高尾山は2,3時間程度で往復できる山なので登山客がおおくいます。私たちの登山ルートは稲荷山ルートでした。このルートは他のルートとは違い、道幅が狭くてアップダウンが激しいルートです。

登りは順調にのぼっていたのですが、下りが大変でした。前日に雨が降っており、地面がぬかるんでいて滑りやすくなっていました。

この時に注意して歩くか、ルートを変えていれば遭難事故は起こらなかったと今でも考えています。

失敗の原因としては、前日の雨で地面がぬかるみになっていることを考えていなかったことです。地面のぬかるみで足を滑らせて崖から落ちて足を骨折したので、それ以降は教訓として地面の具合やルートのチェックを欠かさないようにしています。

快晴、登山日和の高尾山のはずが‥‥

その日は友人と4人で高尾山に登る予定でした。前日に雨が降っていたのですが、登山をする当日は快晴で登山日よりと言ってもいいくらいでした。

私たちは高尾山の稲荷山ルートで登ることにしました。このルートは高尾山のルートでも1番辛くて時間のかかるルートです。

早朝から登ることで、人の少ない快適な登山を楽しもうとしていたのですが、登りは大した問題もなく順調に登り頂上で休憩と談笑をして、順調に下山をしていたときのことです。

私は登ってくる登山者を避けようと端に避けました。

その時です。前日の雨で地面がぬかるんでおり足を滑らせてそのまま崖から転げ落ちました。

その時友人は叫び声とともに君がいなくなったと話しています。

私は足を滑らせたとき『やばい』と考え、そしてその後の記憶はありませんでした。気が付いた時にはうっそうとした森の中で倒れていました。

そして、右足は2倍くらいに膨れ上がり左足は枝が刺さっていました。足を動かそうにも痛くて両足ともに歩くことは難しそうだったので、腕のみで登山することにしました。

幸い携帯はあったので、友人に連絡をして、救助を頼みつつ自分は登山ルートまで
両腕で匍匐前進のようにしていくことにしました。

2時間後には登山ルートまで行くことができて、無事に救助されましたが、その後にレスキューの方に事故が起きた時は現場で救助を待つようにと言われました。

両足が動かない状況で自力の脱出をしたのを見たのは初めてですと言われました。

この遭難どうすれば防げたか 反省点とアドバイス

この事故は前日の天気を気にすることなく登山をしてしまったことが、原因と考えています。なので、前日に雨が降った時は登山をしないか舗装されている安全な道をいくことをおすすめします。

また、事故をしたときはむやみに動くことをしないことです。むやみに動いてしまうとレスキュー隊の方が探しづらいと言っていました。

崖から落ちた時は落ちた場所から動かずにレスキューに連絡をすると落ちた場所を特定して来てくれるそうです。むやみに動くと捜索範囲が広くなり時間が掛かるそうです。